美味しい“花咲ガニ”の見分け方とは?
知る人ぞ知る高級ガニ、花咲ガニ。甲羅のハート型が愛らしく、茹でると真っ赤な色になって見た目にも華やかな、カニ界のスター選手ともいえる風貌…そんな花咲ガニを購入しようと決めたならば、美味しいものを購入したいと思うのが普通です。普段から、カニを見る機会が少ないですから、知識として“どういったところをチェックしたら良いか”というのをしっかりと覚えた上で購入することをオススメします。せっかくなら、美味しいカニを食べたり送ったりましょうね!
まずは、花咲ガニの脚や爪の先をしっかりと見てみましょう。ハサミの部分やカニ脚の長さがしっかりとそろっているでしょうか?乱暴に取り扱われてしまったカニは、脚先やハサミ、爪の部分が欠けてしまっていたりこすれて減っている傾向がみられますので十分にチェックしておくと良いでしょう。
また、同じように花咲ガニの特徴でもある甲羅のトゲトゲにも注目しましょう。人の手によって優しく扱われた花咲ガニだとトゲの先端が鋭いままで尖っていますが、乱暴に扱われたカニだと爪などと同様に欠けてしまったり、トゲが折れてしまっていたりすることがありますから注意が必要です。
言わずもがな、対面販売で購入する際は、できるだけ新鮮なものを選びましょう。カニはとっても鮮度の落ちが早い食材です。時間が経ってしまうと味が落ちてしまうのはもちろん、風味も損なわれ、それを購入してしまった日にはとても残念な思いをすることになります。
鮮度の面のみを考えたときに、活きた状態の花咲ガニが一番新鮮で美味しいですが、中々活きた状態の花咲ガニをお目にかかる機会は少ないと思います。もし、活きた状態のカニを購入できる対面販売店に行ったときは、氷の上やいけすの中であまり動かずぐったりしているようなカニがいたら、買わないことを強くオススメします。活きてはいても、餌が十分に与えられていなかったり、いけすという閉鎖的で慣れない環境で長く飼育されているカニはストレスが溜まっており、身が痩せてしまっていることが多いからです。
対面販売で購入する際に気を付けたいのは、色。もしも、カニ脚の付け根の白いはずの部分が黒っぽく変色しているようなものは鮮度がかなり低下しているので危険です。そういった状態のカニからは良くないニオイも発生しているはずですから、そういった店からは買わないほうが良いでしょう。