食べている毛ガニ(毛蟹)って、オス?メス?
普段何気なく毛ガニを食べている方もそうでない方も、いただいた毛ガニや購入した毛ガニはオスかメスかを把握しているでしょうか?毛ガニの性別って、あまり気にしていないかもしれませんね。ズワイガニは、メスとオスで見た目に大きな違いがあり、価格も大きな差があります。毛ガニはオスとメスでどういった違いがあるのでしょうか。しっておきましょう。
皆さんがいつも食べている毛ガニや、販売されている毛ガニはオスの毛ガニです。市場に出回る毛ガニは全てオスなのです。それはなぜかというと、毛ガニのメスは資源確保のために獲ることを禁止されているからです。毛ガニはカニの中でも漁業規則が大変厳しいカニです。毛ガニは他のカニよりも脱皮して大きくなるのに時間がかかるといわれており、乱獲してしまうと途端に絶対数が減ってしまうのです。毛ガニの安定供給のために、厳しく定められた規則に従って、漁業者は毛ガニを獲っているのです。
カニの大きさを専門的にいう場合には“甲長”という単語を用い、簡単に言ってしまえば甲羅の長さを測ります。その作業は一匹ずつ行うというので、想像するだけでも気が遠くなってしまいますよね。脱皮を繰り返すと大きくなりますが、他のカニ同様にオスのほうがメスよりも大きくなります。毛ガニのメスはとても成長するのに時間がかかる個体なのです。そういったワケがあって、一度乱獲してしまうとメスの毛ガニが元の数になるにはかなりの時間を要するのです。
では、オスの毛ガニならなんでも獲っても良いということではありません。先程述べた“甲長”が8センチに満たない毛ガニは、たとえオスでも必ず逃がさなければならないのです。8センチ以上になるには年齢でいうと、大体7歳前後かかっているそうです。
そういった厳しい規則の中で、きっちり守られながら私たちに美味しさを提供してくれているワケです。ですので、毛ガニはズワイガニと違ってオスとメスの味の違いを楽しむことはできません。その理由を知れば、毛ガニのメスを食べたいなんて考えはおきませんよね。
毛ガニのオスがわたし達の口に入るまでには、様々な苦難があるということがおわかりいただけたでしょうか?たくさんの人の良心と、毛ガニをいつまでも美味しく食べられるように、決まりを守った中で適正に取引が行われていることを嬉しく思います。毛ガニは大きさをしっかりとチェックされているということで、安心して食べることが出来ますね!