“花咲ガニ”の食べやすさって、どうなのでしょうか?
幻のカニとも言われる花咲ガニ。購入したり、いただいたりなどして手に入れたなら、自分自身でさばいて身を取り出さなければなりませんよね。あなたは、自分で花咲ガニをさばく自身がおありでしょうか?カニをさばいて食べるには、ある程度の知識が必要でしょう。ここで食べやすさについても知っておきましょうね。
カニの種類は数あれど、この花咲ガニの食べにくさは正直トップレベルです。その理由として挙げられるのが、とにかく殻が厚いということ。もちろんモノにもよりますが、同じ大きさのタラバガニよりも花咲ガニのほうが殻が厚く、さばくのに力が必要になるでしょう。キッチンばさみを使用する場合も、かなりの力が要りますのでグリップを強く握りしめなければなりません。かといって、殻の表面は滑りやすいですから、手を滑らせてしまったら大変!指を怪我しかねませんので、食べようと思ってさばくときには細心の注意が必要だといえるでしょう。
更に食べにくさに追い打ちをかけるように、花咲ガニの甲羅や脚には無数のトゲが存在します。そのトゲは、毛ガニのように細かなトゲがたくさんあるというわけではなく、大き目で鋭いトゲがたくさんあるのが花咲ガニの特徴です。そのトゲ1本1本に存在感があり、見た目の華やかさを演出してくれているのですが、食べるときには悩みのタネ。殻が厚いことと相まって、殻から身を取り出すのには相当な苦労が必要になってしまうでしょう。
こういった理由から、花咲ガニの食べやすさとしていうならばはかなり食べにくく、上級者向けのカニであるといえます。ですので、さばく際には必ず軍手や厚手のゴム手袋をはめて手の保護をはかることが必須。そして、キッチンばさみのカニ専用の“カニばさみ”をご自宅に1本持っておくことをおすすめします。ツルツルの殻の表面でも滑らないように刃に加工が施されていたり、出来るだけ少ない力で殻を切れるようにグリップが握りやすく設計されているので、これがあると女性やお子様でも花咲ガニをさばくこといに挑戦できるでしょう。
そんな花咲ガニを本当は、「苦労せずに簡単に食べたいのに…。」なんて思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?簡単に食べる方法としましては、カニを直販所で丸々購入してしまわずに、カニ専門通信販売会社から買って、切れ込みなどすでに入れてくれているものを選ぶことです。