ズワイガニの味って、どんな味?
カニが大好き!という蟹通の人でも、蟹の中で好みが分かれるものですが、オールマイティーに人気を獲得している印象があるのがこのズワイガニです。ズワイガニの味とは、一体どういったものなのでしょうか?
ズワイガニの味として特徴的なのが、甘みです。よく、タラバガニとズワイガニのどちらが美味しいのか?!なんて特集をテレビで見かけたりもしますが、根本的に
タラバガニとズワイガニの味には違いがあります。身の大きさが豪快で食べごたえがあるタラバガニとは違って、ズワイガニの身はとても繊細で甘みの強い味です。
その甘みは、ズワイガニを生で食べるよりも、加熱して食べたときにより強く感じることができます。加熱の仕方として最も親しまれているのが、浜茹で…そう、茹でズワイガニとして食べることです。見た目の豪華さはタラバガニと目劣りしてしまうかもしれませんが、その甘さは格別です!また、茹で蟹として食べるだけでは無く、生のズワイガニをしゃぶしゃぶで食べるのもまた良し、カニ鍋に入れるのもカニ身はもちろん鍋全体が美味しくなりますからオススメです!
甘みに並んで魅力的なのが、カニ本来の旨味を濃厚に感じられるところです。カニ身を噛むと柔らかな身がほろりと舌の上でほぐれて、カニ特有の香りと一緒に旨味があふれ出てきます。ズワイガニの脚の先の部分をうまくさばくことが出来なかったり、上手くカニ身を取り出して食べられなかった…という方は、そのズワイのカニ脚をカニ汁として活用して食べるのが良いでしょう。甘みとうま味の強いズワイガニですから、脚の細い先の方だけでも十分な良いダシがでます。食べ方のバリエーションは無限大です。
ズワイガニとタラバガニを比べたときに決定的に違うのが、“カニミソ”を味わえるかどうかというところです。タラバガニのカニミソは、非常に鮮度の落ちが早いため、漁業関係者でも食べることが難しいほどです。対面販売で買おうと思い、漁港の側にある直売所へ足を運んだとしてもタラバガニのカニミソにありつける確率は低いです。カニミソが茹で上げる際に流れ出てしまいカニの身の風味を損ねてしまうため、とても便利なネットでの蟹通信販売店舗から購入をするとしても、タラバガニではカニミソは味わうことができません。
それに対して、ズワイガニはというとカニミソの味わいが深く、クセも無いので万人に受け入れられており、カニミソの濃厚なうま味を感じることができます。ズワイガニのカニミソからは、よくありがちな“ミソの臭み”や下に残るような“えぐみ”や“渋味”を感じることはまずありません。舌に乗せると、カニを凝縮したようなうま味と美味しい香りを味わうことが出来ます。お酒を飲む方だと、ズワイガニの甲羅に日本酒を注いで飲むととても深い味わいになり病みつきになりますよ。
ぜひズワイガニを通販店で購入する際は一匹丸々手に入れて、ズワイガニの脚と濃厚なカニミソを味わってみてくださいね。