タラバガニの基本の食べ方~タラバガニのバーベキュー
見た目も味も豪快な蟹の王様タラバガニ。浜茹ではもちろん美味しいですし、刺身も捨てがたいですが、大人数でワイワイ食べるときにおすすめの調理法は、バーベキューです。みんなでタラバガニを焼いている間、会話が弾んで楽しい時間を過ごすことが出来ますし、料理方法もいたってシンプル。用意する側としても、手間がかからずにお手軽です。それにも関わらず抜群の存在感!タラバガニを贈り物としていただくなり、ご自身で購入して手に入れた際はぜひ、バーベキューで味わうことを頭の片隅の置いておいてくださいね。
タラバガニをバーベキューで味わおうと思ったときに、考えるのが殻のさばき方だと思います。タラバガニの本体(甲羅)から脚をまず離すまでは想像がつくかと思いますが、その次にいったいどのようにさばけば一緒に召し上がる皆さんが苦労せずに美味しく味わうことが出来るでしょうか。
甲羅から切り離したタラバガニの脚には、切れ目を入れるのが良いと思います。殻の上からではわからない身への火の通り具合を確認するために殻に切れ込みを入れましょう。その切れ込みの入れ方についてですが、ここでひとつ重要なポイントがあります。食べやすいようにとタラバガニの脚の上下左右たくさんの箇所に切れ込みをいれてしまうのは勿体ないということです。網の上で蟹の脚を焼いていくうちに、火が通っていきタラバガニの身に含まれていた水分がジュワジュワ出てきます。そんな時に、殻にたくさんの切れ込みが空いてしまっていたら、その切れ目からタラバガニの身の美味しいエキスが流れ出て逃げて行ってしまいます。切れ込みを入れるときに注意したいのが、切れ目を入れるのは“網に乗せたときに上になる部分のみ”ということです。上だけ殻を取り除いておけば、焼けたときにそこから箸を入れて身をかきだして食べることが出来ますし、焼け具合を見るにも最適です。
バーベキューなどたくさんの人と一緒に食事をするという時に心がけなければいけないことは、食べる人が食べやすいようにすることと、味に変化を持たせて飽きさせないようにすることです。タラバガニをバーベキューで美味しく焼いたら、そのままでも十分に美味しいですが、その他一緒に焼いている野菜や肉などの味に負けないようにするためにも付けダレを用意すると良いでしょう。焼きタラバガニの優しい甘さは、焼肉のタレを少し付けて食べても最高ですからぜひ一度試してみてくださいね!