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カニのマイナー部位、“かにみそ”について

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カニミソ

カニを購入するときに、ふと目がいくのが“かにみそ”についての記載です。カニの脚しか食べたことのない人は、戸惑ってしまうかもしれません。かにみそって一体どの部分のことを言っていて、どんな味がするのか…知っておいて損はありません!ここではかにみそについて詳しく触れていきたいと思います。

 

まず、“かにみそ”とはどの部位のものなのかという疑問についてです。かにみそ、というくらいですから、カニの脳みそのことなのではないかと考える人がいるでしょう。でも、実際は脳みそではありません。一般的にかにみそと言われている部分は、人間でいうところの“肝臓”と“膵臓”にあたります。カニは、人間のように肝臓と膵臓というように役割毎に分かれていないので、この2つの臓器の機能を併せ持つ“中腸腺”という名前の臓器がかにみその正体です。

 

カニの甲羅を外してみると、カニの甲羅の真ん中あたりよりも少し上の左右に、黄土色で表面が細かい毛のような突起で被われている組織があると思います。これが中腸線です。カニはここで消化酵素の分泌、栄養物の蓄積、分解、吸収という働きをしているそうです。食道と胃を併せ持つ前腸に続く中腸に付属している部分で、栄養を吸収したり脱皮や生殖腺の成熟のために使われたりするといわれています。

 

体力を消耗しきってしまったカニの身は、身の入りがスカスカだったり繊維が細くて美味しくなかったりしますが、かにみそについてもエネルギーを消費する前の状態が一番美味しいです。生殖器の成熟や脱皮をするときにたくさんのエネルギーを消耗してしまうため、それより前に獲られたものが最高の状態といえます。

 

カニの通信販売サイトで、たまにみかけるのが“かにみそがたっぷり入っています”なんて謳い文句。かにみその入りを確かめるには甲羅を外すしかありませんから、きちんとカニの生態を知っていて美味しい状態のカニを獲れる業者だからこと書ける一言だと思います。

 

美味しいかにみそを食べることができるカニの種類についてですが、カニの王様タラバガニのかにみそは加熱しても固まらず、味も悪いので主に食用とされていません。食べられないわけではありませんが、美味しくないのでおすすめしません。美味しいかにみそを楽しめるのは、ズワイガニと毛ガニです。特に毛ガニのかにみそは最高に濃厚で、やみつきになるといわれているほどですからぜひ一度召し上がってみてください。

 

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