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皆さんは、ズワイガニを召し上がったことはありますか？カニの中でも有数の甘みを持つといわれるズワイガニですが、他のカニとはどういった違いを持っているカニなのでしょうか。

まず、呼称の理由です。諸説あるといわれていますが、最も代表的なお話がズワイガニの細くて真っ直ぐ脚が、“木の枝”という意味の“すわえ”に似ているということで“すわえガニ”と呼ばれ始め、いつのまにかそれが訛って現在の呼び名である“ズワイガニ”になったということだそうです。

英名では、Ｑｕｅｅｎ　Ｃｒａｂ（クイーンクラブ）と言われており、タラバガニがキングクラブといわれるのに対しズワイガニはクイーン、つまり“カニの女王”と位置付けされているということです。すらっとした長くてほっそりした美しい脚からその呼び名がついたとされているのですが、クイーンといえどズワイガニのメスが食べられているわけでは無く、皆さんがズワイガニだと認識しているのはオスガニで、ズワイガニのメスガニは全くの別物。大きさも味も見た目も全然違うので、同じズワイガニとは思えないほどです。

ズワイガニのメスは一般的に“セコガニ”と呼ばれ、地域によっては親ガニやコウバコと言われます。近年では、中国や韓国といったアジア諸国の人々がこぞってカニを食するようになったことから乱獲が問題になっているため、資源保護の為に１年の間で１１月初旬から翌年１月中旬までしか水揚げしてはいけないといった厳しい漁期が設定されています。オスのズワイガニだと安いものでも５千円程度しますし、大きさが十分なものであれば数万円してしまう非常に高価なカニとしても有名ですが、メスガニのほうは１杯なんと数百円から売られており、非常に買いやすい価格設定になっています。

なんといっても、オスのズワイガニの魅力はあの深い甘みにあるといえます。一番美味しい食べ方はずばり、浜茹ででしょう。絶妙な塩加減で茹で上げたズワイガニは、一人で丸々１匹食べられてしまえるほどの美味しさです。そして、口に入れたときにカニの脚身の繊維がほろりとほぐれていく食感もたまりません。今はとても便利な時代になりましたので、インターネット環境さえあれば自宅にいながら日本近海で獲れた美味しいズワイガニをインターネット通信でカニを販売している会社から比較的安価で購入することができます。先程お話ししたズワイガニのメスガニもセットで販売されていることもあるので、ぜひともチェックしてみてくださいね！

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