蟹の“爪”と“脚”の味、食感の違いとは?
蟹を食べようと蟹の通信販売ショップを見ていると、姿身で販売されているものが目をひきますが、脚だけのセットで販売されているものだったり蟹の爪の部分だけをたくさん詰め込んだものが売られていたりしますよね。脚と爪、いったいどういった違いがあるのでしょうか。
蟹の脚は、皆さん食べた経験があると思います。どの蟹でも比較的剥きやすいという特徴があり、繊維が細かく絡み合っています。いくらでも食べることができてしまうほどクセの無い美味しさですよね。その食べやすさはもちろんなんとなく“カニを食べる”イメージにぴったりなのがカニ脚ですから、姿身で購入できない方は脚を多く召し上がられているのではないでしょうか。
一方で蟹の爪ですが、爪という部分がはカニの体の中でも一番良く動かしている部位だといえます。人間もスポーツ選手の脚はとても筋肉質で硬く、太いですよね。カニにとって爪は命を守る大切な武器ですから、他のどの部位よりも繊維がしっかりとしています。身もぎっしり入っており、浜茹でにするとプリプリっとした歯ごたえがあり、カニ本来のうま味がぎゅぎゅっと詰まっていて、実は一番美味しいところなのです。食べ方として一番美味しいのは浜茹でにされたものをそのままいただくことですが、調理に使用するならカニ爪フライがオススメです。更に火が通ることで、また違った弾力のある食感になり、凝縮されたうま味を最大限味わうことが出来ます。
蟹の爪を食べるにあたって、一番困ったことが“身を出すのに一苦労”するということです。蟹の爪周辺の殻は、脚に比べてかなり厚く、トゲもありますしキッチンばさみを使用してもなかなかさばくことができません。その硬さから、姿身で購入していた人でも「これは食べられないや」なんてそのまま捨ててしまっている人もいるかもしれませんね。そんな悩みにもしっかりと応えくれるのが、蟹の通信販売ショップの良いところです。カニの堅い爪の殻を剥く苦労を察し、リングカットといって殻の周りにぐるっと切れ込みを入れておいてくれているお店が大変多いです。購入する側としては、本当にありがたいお話しですよね。殻がすでに取り除かれた状態で販売されている場合と、殻に切れ目がはいっているものの中の身は切れていないという絶妙な加工が施されているものがあります。どちらの場合もどなたでも簡単に、蟹爪の身を丸ごと味わうことが出来るのでおすすめです。
いかがだったでしょうか?今まで蟹の脚にしか興味がなかった方も、ぜひ一度蟹の爪の身の美味しさを体感してみてください!