タラバガニとアブラガニについて…味の違い
タラバガニを食べたい!そう思っても、なかなか購入するには勇気のいる値段ですよね。通信販売で手の出しやすい価格の商品も出てきたとはいえ、手軽に買える鮭やサンマと違って蟹は、とっておきのご馳走価格。予算の範囲内で目一杯タラバガニを味わうにはどうしたら良いか…悩みどころです。そんな時は、タラバガニを購入するのを止めて、その代わりに価格の比較的安いアブラガニを購入するという手があります。お得な価格で、お腹いっぱい食べられるアブラガニ、そのお味はタラバガニと比べてどういった違いがあるのでしょうか?
アブラガニの味を悪く記載している会社も少なくありませんが、同じタラバガニ科であることもあって、活きたアブラガニを口に入れたときのプリプリとした食感は最高です。タラバガニと肩を並べる食感で、味も申し分ありません。活蟹ならではの濃厚な甘みが口の中いっぱいに広がります。ただ、グラムにもよりますが、身の入りとしてアブラガニの身のほうが若干薄い場合が多いと思います。
ボイルの場合も同様に、プリプリとした食感はタラバガニもアブラガニもとても美味しく食べることができます。絶妙な塩加減でボイルされていることもあり、タラバガニ本来の甘みも増幅されて、たまりません。浜茹でには、加工業者の腕が試されるものです。長時間ボイルするとアブラガニもタラバガニも身の繊維が硬くなってしまい、食べたときに蟹身の繊維が硬く筋っぽくような感じがしてしまうことがあります。ですから、タラバガニでなければ美味しいものを食べることができないとか、アブラガニの味は音っているといった感覚を全て捨て去って良いでしょう。腕の良い職人によって絶妙な茹で加減でボイルされ、きちんとした設備で冷凍などの加工が施されているものであれば、アブラガニもタラバガニも本当に美味しく食べられるのです。
ひとつ、アブラガニについて注意をしておかなければならないのが、アブラガニが非常に鮮度低下が早い蟹だということです。タラバガニも茹であがった後もカニミソが固まらないこともあり早めに食べなければ風味がみるみる落ちてしまいます。
価格の安さで味にも数段違いがあるのかと不安になるところですが、肝心なのは“信頼できる販売店から購入すること”です。通信販売で蟹を購入するときは、過去に購入した人の口コミをみることができるのが良いところですよね。実際の声を見てから購入できるというのは心強いです。味に大きな差はありませんし、どちらも本当に美味しい蟹ですから、信頼できるお店をチェックして、予算に合わせてタラバガニを購入するか、アブラガニを購入するか、考えてみてくださいね!